#FFFFFF | 初任給で買ったものの話

Twitterで仲良くさせていただいている茉莉子さんとお話をしていて、楽しそう、絶対やりたい!となった、決めたお題に沿ってブログを書いてみよう、という試み。

今回は、初任給で買ったものの話について書こうかなと思います。


初任給の使いどころ

自宅で仕事をする機会が格段に増えて、季節感を肌で味わうことが少なくなった2020年。のんびり、ぼんやり、と過ごしているうちにあっという間に季節が過ぎて、気がつくともう卒業シーズン、新卒の学生さんの入社シーズンなんですね。少し気が早いですがおめでとうございます。先行きの見えにくい社会情勢下ではありますが、今後の人生に幸多からん事を心からお祈りしています。

30年近く生きてきて、大学を卒業して労働人になってそこそこ経っているので、初任給をもらったのはずいぶん昔のことになってきましたが、それでもやっぱり記憶に残っているものです。学生時代に実家を離れて暮らしていて、大半は生活費に消えたんですが、それでも絶対にやりたかったことがふたつ。

両親、祖母との食事

早速ものの話じゃない……。

定番もいいところですが、両親と当時存命だった祖母と合わせて4人での食事に行って、食事代をわたしが持ちました。

といっても、ちゃんとレストランを予約したような大層なものではなく、祖父のお墓参りに連れ立っていったついでのカジュアルな食事。初任給の支給月がちょうど祖父の命日に近かったんですよね。今もそうなんですが、なんとなく『今日はわたしがご馳走します!』というのが、格好つけているようで気恥ずかしくて。結局、精算伝票をわたしが引っ掴んで、みたいな感動もへったくれもないものだったことが、そのとき食べたものと合わせてくっきりと鮮明に蘇ります。

両親もわたしも形式ばったような席や大げさな祝いごとは得意ではないし、物欲もさほどないというのもあって、形に残るものより、値段にかかわらず、美味しいもの、きれいなものを少しずつでも一緒に共有するということに価値の重点を置いている気がします。うまく伝えられるかわかりませんが、大きな花束をどーん、と贈るよりも、毎日一輪ずつ花を買って贈る、みたいなそういうイメージです。

このとき以来、両親との食事はわたしが支払ったり、ごちそうしてもらったり、と幾度となく繰り返してきていますが、写真すら撮って残していないあの日の食事が一番記憶に残っている気がします。一度しかない機会なのだからもっと計画的にやれば、と後から振り返る分には思わないこともないですが、わたしと両親の場合はこれがちょうどよかったんだろうな、と思います。

イヤリング

学生の頃のアクセサリーといえばいただき物を使い込んでいたので、自分で買うなら記念になるタイミングに、長く使えるものがいいな、と当時は思っていたんですね。多分、祖母や母が何十年も使ったイヤリングを大切に磨いて使っている姿をそばで見ていたことが影響しているように思います。わたしもそうなりたいな、と。

初任給の支給月が誕生日に近かったこともあり(これは完全に余談ですが、祖父の命日とわたしの誕生日が年も同じ1日違いなんです)、ひとつぐらい自分に対してごほうびするか、という気持ちで、ちょっと高いイヤリングを買いました。

両耳分で2万円ぐらいだったんじゃないかな。22、3歳の大学を卒業したばかりのわたしの身分ではかなりの清水買いでした。シルバーで、ひねりのチャームがぶら下がった揺れるタイプのもの。顔に合う、と店員さんに勧めていただいて決めた記憶があります。シンプルでどんな装いの時にも合わせやすくて、なんでもない日にもつけて行って、出先でふとした時に鏡やショーウィンドウのガラスに映り込んだ自分の姿の耳元を見てついニコニコしてしまっていました。

その時のイヤリングは今は手元にないものです。6年近く使い込んで、残念ながら落としてしまいました。落とした日のこともはっきり覚えていて、東京で働くことが決まり、家を探すために上京してきていた冬の日でした。マフラーをつけ外しするから、その拍子にひっかけてしまったのかなと思います。宿に戻って鏡を見るとつけていたはずのイヤリングが耳に下がっていなくて、なくしてしまったことにかなり落ち込んでしまいました。

ネックレスや指輪よりも紛失するリスクが高いので、あの頃よりもずっとお給料をもらっている今ですら、2万円のイヤリングは買うのに勇気が必要です。わたしがガサツなのをなおせばいいんでしょうが……。


初任給をもらえる年に戻るなら

せっかくなので、今のわたしが初任給をもらえる年ごろに戻れるのなら、何に使うかなを考えてみます。他の方のお考えも聞いてみたいな。

鋳物の鍋や包丁(手入れをして長く使える調理器具)

調理器具の多くはきちんとお手入れをすれば何十年と使い続けられるものだし、日常生活にかなり寄り添ってくれる存在なので、人生の早いうちに良いものを買うと日割りで考えるとものすごくコストパフォーマンスがいいので。一番に出てくる理由がコストパフォーマンスなのは本当に可愛げがないな、と自分で自分にがっかりしょんぼりしてしまいますが……。

とりわけ毎日使うものですし、包丁、鍋なんかがいいかな。ストウブのピコ ココット 20センチ くらいの鋳物の鍋なら、ひとりでの生活でも、ふたりでの生活でも、自分自身の生活に何人関与することになっても、何らかの形で出番があるのではないかと思います。鋳物の鍋はカラフルで色を選ぶ楽しみもありますよね。食卓にそのまま出しても彩りを添えてくれるようで素敵。

鋳物じゃないんですけど、わたしも祖母から譲り受けたビタクラフトの鍋を長く使っています。そうやって、手入れをきちんとしさえすれば世代を超えて使い続けていけるところが調理器具の良いところだなと思います。

シンプルなネックレス

毎日身につけるアクセサリーはやっぱり特別で、肌に触れているだけで心が穏やかになったり、一種の精神安定剤のような働きをしてくれているのではないかな、と個人的には思います。プチプラのものもいいけれども、長く使えるものを少数精鋭で持っていたい方です。イヤリングだと容易くなくしちゃうから、買うならイヤリングよりネックレスにしておこうかな……。

いまのわたしが普段つけているのは、小さなダイアモンドが一粒ついただけのシンプルなもの。祖母が母に贈ったというものを成人したタイミングで継いだので、一体何年ものなのかはもはやよくわかりませんが、それ以来ずっと使っています。

寝癖のままだしあんまりきれいな写真じゃないですが……。

例えば一粒のパールだったり、一粒の誕生石だったり。仕事をするときにも邪魔にならない、ブラウスの襟元からちょっと覗くぐらいのチェーンの長さで、主張がさほど強くないもの。メーカーはどこのものでも問わないけれども、毎日そっとつけていられそうなお守りになるようなネックレスがいいなと思います。新卒のお給料で買える価格帯のものでもいいものはあるので、飽きが来ない、手を加えてあげればずっと使い続けられるようなものをひとつ買いたいなと。働きはじめて初めてもらったお金で買ったネックレスと一緒に仕事ができるなら、いつまでも初心を忘れずにいられるんじゃないかなぁ、とそんなことを考えています。


おまけの話色々

アイキャッチの話

この記事のアイキャッチに設定している画像、ずいぶん前に実家近くで撮った夕焼けなんです。国語の教科書に載れそうなぐらいきれいに撮れたと自負しています。

びっくりするぐらいのどかなんですけど、いいところなんです。いつもアイキャッチには内容にだいたい関係するものを選んでるんですが(全然関係ない時もある)、初任給の話、となると、わたしにとっては祖母や母との記憶が密接に結びついているのでこれにしました。


カラーコードの話

わたしの誕生石はエメラルドなんですが、カラーコードだと #00B379 あたりかなぁ。鮮やかでパッと目を引くいい色ですよね。洋服で取り入れるのには、わたしにとっては少し勇気がいる色でもありますが、アクセサリーでならこのぐらい華やかな色味を取り入れてもうるさくならなくていいなと思います。

他のお題について書いたもの

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無理をしないがスローガン

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