好きな街の話

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こんにちは。

先日、このようなマシュマロをいただきました。

marshmallow-qa.com

マシュマロって基本的にはTwitterに収まる文字数でお返事するものではありますが、全然収まる気がしなかったのでブログを書くことにしました。ということで好きな街の話です。随筆というかエッセイというか、とにかく取り止めもない感じでつらつらと書き並べていきますので、よろしければお付き合いください。

関西編

人生の中で一番長く過ごした土地なので、幼少期から馴染み深いハーバーランドあたりが一番落ち着くな、とか、飲みにいくなら新福島が好きだな、とか、シチュエーションごとに好きな街ってたくさん浮かんできてしまって迷ってしまいます。「好きな場所は?」と聞かれた時に真っ先に思い浮かんだエリアを一つ、二つほど。

中之島

好きな街を構成する要素、なんだろうなぁと考えたんですが、川があること、川沿いに散歩できること、というのがわたしの中での重要度が高いように思います。川沿いを意味もなくずんずん歩いてみたり、橋の上から川が眺めるさまをぼんやりと眺めたり、そういうことができる街、というのがかなり好きです。自宅や職場で頭を空っぽにする、というのはなかなか難しいことなので、そういう時にただ上流から下流に流れる川を、その自然現象をただ何もせずぼんやり眺める、というのが頭を空っぽにするのにちょうど良いんですよね。たぶんリラックスの一つの方法なんじゃないかなと信じてやみません。

さて、中之島の話です。関西から遠く離れた地で暮らす今でもやっぱり大好きなエリアです。なぜなら川があるから。大川という淀川系の川がこの島をはさんで堂島川、土佐堀川、と名前を変えるんですが、コーヒーショップのテラスから眺めるそれらの川の様子がいいんですよね。島側も楽しいし、川を挟んで土佐堀通沿い、堂島エリア沿いも捨てがたい。梅田の繁華街からほど近いのにすごく静かなんです。

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煌々と輝くオフィスビルがあって、一方で中央公会堂のような歴史的価値の高い建造物がある。川があって、川があるということは橋がかけられていて、散歩できる歩道や公園が整備されていて、沿道にはコーヒーショップやイタリアンのお店、スペインバル。少し歩けば美術館や博物館もある。とにかく好きなものがたくさんある地です。

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大阪の桜の名所たる造幣局からほど近いこのあたりも春には桜が見られます。のんびり川沿いを歩きながら、時にはコーヒーショップでコーヒーをテイクアウトしつつ、たくさんおしゃべりをしながら、仕上げにスペインバルにいってワインをぐいっと飲む、そんな過ごし方をするのにうってつけの場所です。

夜散歩するのにもムードがあっていいですよね。食事の帰りや仕事終わり、酔い覚ましに、とよく歩いていました。

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淀屋橋〜北浜

中之島から橋を渡って南下すればそのまま続くのですが、淀屋橋〜北浜あたりも好きな街です。

北浜エリアはオフィスビルの隙間に重要文化財が挟まれていたりして、歩いていると不思議な時間が流れるような心地がします。日本史で名を聞く緒方洪庵の適塾も北浜のビル街の真っ只中に。

街の話からは外れちゃうんですけど、適塾面白いんですよ。昔の面影がそのまま残っていて、例えば塾生同士の喧嘩で付いた刀傷が柱に残っていたりとかするんです。書籍やインターネットで流し見るだけの歴史ではなくて、何百年も前のその時、本当にその場で人が暮らしていたんだなという息遣いの名残りというか、空気というか、そういったものを肌で感じられるところが重要文化財の面白いところだなと常々思います。

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打って変わって御堂筋の大通りに出てみると、とにかく歩いていて背筋が伸びる感じ。顔色やつくりがさまざまなビルが通りを挟んでずらっと立ち並んでいる様はビジネス街ならではです。サラリーマン御用達のコーヒーショップがいくつかあったり、パン屋さんがあったり、メインストリートから一本路地を入れば居酒屋がぽつぽつとあったり。ビジネス街で細く長く続いている居酒屋って、サラリーマンから長く愛されてきただけあって、お値段と味を考えると総合的に満足度の高いお店が多い気がしますよね。多くの会社員がそうであるように、ランチ営業に夜にと通った大好きなお店がわたしにもたくさんあります。

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思い入れのある関西お菓子として過去の記事でも触れたことがあるのですが、ティカールバイカカオマス、カカオティエゴカンといったチョコレート屋さんがあるのもこの淀屋橋・北浜エリア。

karg.tokyo

カカオティエゴカンはサロンで食べられるランチが最高なので、大阪を訪れられる機会はぜひご賞味ください。

cacaotier-gokan.co.jp

関東

代々木上原

五感がとにかく楽しい街。関西に居住していた頃から、公私で在京している間にはしばしば訪れていました。しょっちゅう訪れているというわけではなく、飲食店が入れ替わってしまうこともしばしばです。なので、お気に入りの店を決めて足繁く通う、というよりも、その時々でお店との出会いを楽しむ、みたいな心持ちで過ごしています。

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どんな街もそうですが、沿線に住んでいないと足繁く通う、とはなかなかなりづらいですね。ということで最近さほどいけていないなと思い返しました。写真のお店は今もまだあるのかなぁ。フォトジェニックな構えのお店が多いところは本当に歩いていて目が楽しいの一言に尽きる気がします。ディベロッパーによってデザインされた街の美しさとはまた違う美しさがありますよね。

芝公園

代々木公園や都庁前、日比谷公園あたりなんかもそうなんですが、都会の中にある公園という概念のことがかなり好きです。田舎に育ったことが多分に関係していると思うんですが、緑を見たり、芝生に座ってみたり、草っぽい匂いを感じるとことさらに落ち着くんですよね。その中でも芝公園を挙げる最大の理由がやっぱりあれです。夜になるとナトリウムランプでポーッと光る東京タワーです。

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鉄塔、オフィスビル、工場やプラント、高速道路、橋、船や飛行機、空港、などなど。人が作った大きな構造物のことが昔から好きです。それほど詳しいわけではないのですが、大きければ大きいほど良い。人間一人では到底作り得ない巨大な構造物を、多くの人間が知恵と体力を寄せ合って生み出してきたんだと思うとなんとなく感慨深いような気持ちになります。

好きな街、というより好きなものの話になってしまいました。芝公園はそんなわけで、都内の公園の中でもかなり好きな公園なのですが、大門のあたりまで含めて街の雰囲気も好きです。さすが大使館の集う街だなとあのあたりを歩くとしみじみします。

番外編

故郷

何もない田舎で、とにかく不便だなぁと思いつつも、この歳になってみると途端に魅力的に見えてくるから不思議です。

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田舎、いいことばかりではないですし、生活を営む上で街の方が利便性が高いのは本当にそうだと思います。とはいえ心の拠り所として好きな田舎を持っておくことは、それもまた生活を営んでいく上で重要なことだなと身に染みています。特に昨今は情勢的なことを鑑みてなかなか帰省がかなわなかったこともあって、写真を見て田んぼや林の匂いを思い出す、匂いを思い出しては田舎の風景を瞼の裏に描いて心をリセットする、そんなことを何度したかわかりません。

別にそれが育った地である、あるいは生まれた地である必要ってないと思うんですよね。例えば好きな温泉宿がある、とか、旅で訪れたことがある、だとか、そういったこともまた一つの縁の形だと思います。そうやって心の拠り所である田舎が一つ持てると、嫌なことがあったら田舎に帰ってリセットしよう、という前向きな気持ちになれるわけです。いつも生活を営んでいる地とまた別の土地、できれば普段の生活と環境がガラッと変わる場所で、いくと心が清算されるというか、リセットできる、そういう場所を一つ持っておくと良いのかなと。わたしの場合はたまたま故郷がそういう田舎であっただけのことなのです。


というわけで、好きな街としていくつかピックアップしてきました。旅行で訪れた街のことに全然触れなかったので、いずれまたの機会に筆を取りたいなと思います。

良ければぜひ、お好きな街のことを教えてくださると嬉しいです。

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